聖書のメッセージ(2021年2月28日)
四旬節は、悔い改めだけではなく光の時でもあります。洗礼や堅信を受けた瞬間から私たちは、主の栄光の光の中に生きています。
私たちは、「私の父はその人と一緒に住むであろう」(ヨハネ14:23)というみ言葉が意味することを十分に理解していないでしょう。私たちはしばしば日々の雑用に埋もれ、「世の終わりまで」(マタイ28:20)いつも私たちと一緒にいてくださっているイエスを忘れています。
イエスは世の光です。イエスの変容は、私たちのために主が与えてくださった素晴らしいしるしです。四旬節の回心は、私たちが信仰生活において勇気を失わないように力づけてくれます。そして回心をすることで、私たちは、贖い主であるイエスに従う道に光を照らしてくれる恵みを受けるのです。
(マルコ9章2-10節からのメッセージです。)
ロジェ神父
<マルコ9章2-10節>
六日の後、イエスは、ただペトロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。イエスの姿が彼らの目の前で変わり、 服は真っ白に輝き、この世のどんなさらし職人の腕も及ばぬほど白くなった。 エリヤがモーセと共に現れて、イエスと語り合っていた。ペトロが口をはさんでイエスに言った。「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのため、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」 ペトロは、どう言えばよいのか、分からなかった。弟子たちは非常に恐れていたのである。 すると、雲が現れて彼らを覆い、雲の中から声がした。「これはわたしの愛する子。これに聞け。」弟子たちは急いで辺りを見回したが、もはやだれも見えず、ただイエスだけが彼らと一緒におられた。
一同が山を下りるとき、イエスは、「人の子が死者の中から復活するまでは、今見たことをだれにも話してはいけない」と弟子たちに命じられた。 彼らはこの言葉を心に留めて、死者の中から復活するとはどういうことかと論じ合った。
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