聖書のメッセージ(2021年4月18日)

 使徒ヨハネの手紙のこれらの節は、共同体への勧告が書かれています。ヨハネの手紙には、キリスト者としての生き方における主な事柄についての考えが述べられています。つまり、信仰と愛、そしてこの節では、罪についてです。ヨハネは、真の回心と罪のゆるしは主の恵みであることを明確に表しています。イエスは、ご自分の受難と死によって、罪人を罪から引き上げました。復活した主は今や彼らの弁護者です。イエスは父なる神のみ前で彼らの代わりに話し、彼らのために罪のゆるしを願います。こうしてイエスは、自らを捧げることによって全世界に益をもたらし続けています。回心、それは、何よりもまずイエスとの新しい関係を作るために、イエスのほうに方向転換することです。それは私たちが、神のみ言葉に答えることによってなされます。神のみ言葉は私たちのうちに伝えられ、大きくなります。そして私たちは、他者に対してイエスの証人となるのです。

(1ヨハネ2章1-5節からのメッセージです。)

ロジェ神父

<1ヨハネ2章1-5節>


 わたしの子たちよ、これらのことを書くのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。たとえ罪を犯しても、御父のもとに弁護者、正しい方、イエス・キリストがおられます。 この方こそ、わたしたちの罪、いや、わたしたちの罪ばかりでなく、全世界の罪を償ういけにえです。 わたしたちは、神の掟を守るなら、それによって、神を知っていることが分かります。 「神を知っている」と言いながら、神の掟を守らない者は、偽り者で、その人の内には真理はありません。しかし、神の言葉を守るなら、まことにその人の内には神の愛が実現しています。これによって、わたしたちが神の内にいることが分かります。

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