聖書のメッセージ(2021年5月23日)

聖霊降臨を祝うことは、教会の誕生を祝うことです。また、堅信の秘跡を通して聖霊を受けることを祝う日でもあります。聖霊の助けは私たちの信仰を強め、私たちの祈りを導くために、イエスによって送られました。私たちに救いのメッセージを宣言する大胆さを与えてくださるのは聖霊です。聖パウロは、聖霊の働きが何を生み出すのかを教えてくれています。それは、イエスの弟子として生きる喜びです。また聖霊は、神の愛をあかしする力を与えてくださいます。そして私たちの信仰を強めてくださいます。聖霊降臨の主日は、聖霊の優しい働きに感謝するためになんといい機会であることでしょうか。

(使徒言行録2章1-11節からのメッセージです。)

ロジェ神父

<使徒言行録2章1-11節>

 五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、 突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。 そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。 すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。

 さて、エルサレムには天下のあらゆる国から帰って来た、信心深いユダヤ人が住んでいたが、 この物音に大勢の人が集まって来た。そして、だれもかれも、自分の故郷の言葉が話されているのを聞いて、あっけにとられてしまった。 人々は驚き怪しんで言った。「話をしているこの人たちは、皆ガリラヤの人ではないか。 どうしてわたしたちは、めいめいが生まれた故郷の言葉を聞くのだろうか。 わたしたちの中には、パルティア、メディア、エラムからの者がおり、また、メソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントス、アジア、 フリギア、パンフィリア、エジプト、キレネに接するリビア地方などに住む者もいる。また、ローマから来て滞在中の者、 ユダヤ人もいれば、ユダヤ教への改宗者もおり、クレタ、アラビアから来た者もいるのに、彼らがわたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。」

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