聖書のメッセージ(年間第21主日 2022年8月21日)

 今日の福音の説明はかなり難しいです。実際、イエスは自分を受け入れないイスラエルの民のことを話しているととれます。25節から28節は、このような観点で理解することができます。イエスは回心を呼びかけました。しかし、多くの人はこの呼びかけを拒否し、罪の生活を続けました。彼らは、預言者やイエスに耳を傾けなかったので、神の国に入ることができません。イエスは、ご自分の呼びかける回心を受け入れる異教徒に扉を開きました。異教徒たちは、神の国に入ることができました。肝心なのは、回心の呼びかけに応じることです。

(ルカ13章22-30節からのメッセージです。)

神父

<ルカ13章22-30節>

 イエスは町や村を巡って教えながら、エルサレムへ向かって進んでおられた。 すると、「主よ、救われる者は少ないのでしょうか」と言う人がいた。イエスは一同に言われた。「狭い戸口から入るように努めなさい。言っておくが、入ろうとしても入れない人が多いのだ。 家の主人が立ち上がって、戸を閉めてしまってからでは、あなたがたが外に立って戸をたたき、『御主人様、開けてください』と言っても、『お前たちがどこの者か知らない』という答えが返ってくるだけである。 そのとき、あなたがたは、『御一緒に食べたり飲んだりしましたし、また、わたしたちの広場でお教えを受けたのです』と言いだすだろう。 しかし主人は、『お前たちがどこの者か知らない。不義を行う者ども、皆わたしから立ち去れ』と言うだろう。 あなたがたは、アブラハム、イサク、ヤコブやすべての預言者たちが神の国に入っているのに、自分は外に投げ出されることになり、そこで泣きわめいて歯ぎしりする。 そして人々は、東から西から、また南から北から来て、神の国で宴会の席に着く。 そこでは、後の人で先になる者があり、先の人で後になる者もある。」

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