聖書のメッセージ(2020年7月26日)
多くの信徒は、福音のメッセージを伝えるために、そして神の国の価値観を表すために何を言えばいいのか、何をすれば良いのかわかりませんと言うでしょう。しかし実際は、それぞれの信徒は、神の国の価値観を目撃した証し人としてイエスが選んだ者たちなのです。ですから、イエスが私たちを通して行動されるがままに致しましょう。そして、そのようにしてくださいとイエスに祈れば、イエスはそうなさるでしょう。
信徒は誰も、イエスの望みを果たすために聖書や教理の専門家になる必要はありません。というのも、現代の人々は、専門家から話を聞きたいのではなく、証し人に会いたいのです。これが、イエスがこの世で福音を述べ伝えるために漁師を選び、私たちにも証し人になるようにお任せになります。証し人であること、これが大事なのです。
ロジェ神父
(列王記上3章7-9.12節からのメッセージです。)
<列王記上 3章4節~14節>
王はいけにえをささげるためにギブオンへ行った。そこに重要な聖なる高台があったからである。ソロモンはその祭壇に一千頭もの焼き尽くす献げ物をささげた。
その夜、主はギブオンでソロモンの夢枕に立ち、「何事でも願うがよい。あなたに与えよう」と言われた。
ソロモンは答えた。「あなたの僕、わたしの父ダビデは忠実に、憐れみ深く正しい心をもって御前を歩んだので、あなたは父に豊かな慈しみをお示しになりました。またあなたはその豊かな慈しみを絶やすことなくお示しになって、今日、その王座につく子を父に与えられました。
わが神、主よ、あなたは父ダビデに代わる王として、この僕をお立てになりました。しかし、わたしは取るに足らない若者で、どのようにふるまうべきかを知りません。
僕はあなたのお選びになった民の中にいますが、その民は多く、数えることも調べることもできないほどです。
どうか、あなたの民を正しく裁き、善と悪を判断することができるように、この僕に聞き分ける心をお与えください。そうでなければ、この数多いあなたの民を裁くことが、誰にできましょう。」
主はソロモンのこの願いをお喜びになった。
神はこう言われた。「あなたは自分のために長寿を求めず、富を求めず、また敵の命も求めることなく、訴えを正しく聞き分ける知恵を求めた。 見よ、わたしはあなたの言葉に従って、今あなたに知恵に満ちた賢明な心を与える。あなたの先にも後にもあなたに並ぶ者はいない。 わたしはまた、あなたの求めなかったもの、富と栄光も与える。生涯にわたってあなたと肩を並べうる王は一人もいない。 もしあなたが父ダビデの歩んだように、わたしの掟と戒めを守って、わたしの道を歩むなら、あなたに長寿をも恵もう。」
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