聖書のメッセージ(2021年6月13日)

イエスは、「神の国は近づいた」と宣教を始められました(マルコ1:15)。今日の福音では、イエスは神の国の発展について話されています。イエスは、2つの種をまく人のたとえ話をしています。地面に蒔かれた種と、その中に成長力を持つ種です。種が成長する力は、神の国の成長に似ています。主が私たちに恵みを与えてくださるとき、主は神の国が発展することを望んでおられます。私たちはその発展に寄与できるようにいたしましょう。

(マルコ4章26~34節からのメッセージです。)

ロジェ神父

<マルコ4章26~34節>

 また、イエスは言われた。「神の国は次のようなものである。人が土に種を蒔いて、夜昼、寝起きしているうちに、種は芽を出して成長するが、どうしてそうなるのか、その人は知らない。 土はひとりでに実を結ばせるのであり、まず茎、次に穂、そしてその穂には豊かな実ができる。 実が熟すと、早速、鎌を入れる。収穫の時が来たからである。」

 更に、イエスは言われた。「神の国を何にたとえようか。どのようなたとえで示そうか。 それは、からし種のようなものである。土に蒔くときには、地上のどんな種よりも小さいが、 蒔くと、成長してどんな野菜よりも大きくなり、葉の陰に空の鳥が巣を作れるほど大きな枝を張る。」

 イエスは、人々の聞く力に応じて、このように多くのたとえで御言葉を語られた。 たとえを用いずに語ることはなかったが、御自分の弟子たちにはひそかにすべてを説明された。

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