聖書のメッセージ(2021年7月11日)
福音書には、イエスが弟子たちに宣教に出かけさせたことが描かれています。イエスは弟子たちに悪霊を追い出す権限をお与えになり、弟子たちは病人もいやしました。二千年も前から、教会は宣教をするように送られています。教会は、イエスから悪霊を追い出す権限を受けました。こんにちでも教会は洗礼を授ける権限を持ち、罪人をイエスに結びつける力があります。そして神の名においてゆるすことによって、イエスとの結びつきを回復するための秘跡があります。教会はまた、私たちのためにパンをイエスの体に変化させる権限を持ち、ぶどう酒を、十字架にかけられて流された血に変化させる権限を持っています。教会の共同体の祈りであるミサの中で、私たちはイエスに出会うことができます。私たちはイエスへの愛と信仰を示しながら、そのことを受け入れましょう。
(マルコ6章7~13節からのメッセージです。)
ロジェ・プロヴァンシェ神父
<マルコ6章7~13節>
そして、十二人を呼び寄せ、二人ずつ組にして遣わすことにされた。その際、汚れた霊に対する権能を授け、 旅には杖一本のほか何も持たず、パンも、袋も、また帯の中に金も持たず、 ただ履物は履くように、そして「下着は二枚着てはならない」と命じられた。 また、こうも言われた。「どこでも、ある家に入ったら、その土地から旅立つときまで、その家にとどまりなさい。 しかし、あなたがたを迎え入れず、あなたがたに耳を傾けようともしない所があったら、そこを出ていくとき、彼らへの証しとして足の裏の埃を払い落としなさい。」 十二人は出かけて行って、悔い改めさせるために宣教した。 そして、多くの悪霊を追い出し、油を塗って多くの病人をいやした。
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