11月の挨拶

11月の祝日は次の通りです。1日が諸聖人、翌2日が死者の日です。 一年の典礼を締めくくる11月最後の祝日は「王であるキリスト」の21日です。30日は使徒聖アンデレの祝日です。

11月のはじめの2日間の祝日は、私たちが、人としての歴史とキリスト者としての歴史を唯一通過する者であることに気づかせてくれます。私たちの人生はさまざまな役割を持っていて、それぞれが大切な役割を果たします。教会は、これまでに大切な役割を果たした聖人たちについて語ってきました。しかし諸聖人の祭日は、イエスの弟子として信仰を表明する機会がないまま過ぎ去った、男女の真のキリスト者がたくさんいることを私たちに思い出させます。彼らは信仰の模範として語られることはありません。死者の日は、私たちもいつかこの日の一員として加わることを教えてくれます。死の日は、神の慈悲や永遠の光を受け入れる通過点です。この2日間が私たち一人ひとりにとって、すでに亡くなった人々への感謝と主が与えてくださった恵みに感謝する日となりますように。主は私たちに命を与え、主のみ前で永遠に生かせてくださるからです。

ロジェ・プロヴァンシェ神父


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