聖書のメッセージ(2021年10月10日)

 知恵の書は、イエスがこの世に来る前に書かれました。しかし賢人のメッセージは、今日でも私たちの世界につながっています。人は、自分の人生において常に選択をしています。賢人は、自分が何を選んだかを私たちに示しました。それは「神の言葉」です。霊的な生活を進めるために、私たちも選択しましょう。私たちのエネルギーの源は何でしょうか。神の言葉でしょうか。あるいは、さまざまな形で常に私たちを満たしてくれるモノでしょうか。また、真理は必要でしょうか。それとも、モノやそれに類似したものが必要でしょうか。神の言葉は、私たちに新しい道を開いてくれます。それは無償の愛、寛大さ、モノを分け合うことです。信仰に背を向けずに歩むためには、神が全能であることを心から受け入れる必要があります。これが私たちのエネルギーの源です。

(知恵7章7~11節からのメッセージです。)

ロジェ・プロヴァンシェ神父

<知恵7章7~11節>

 わたしは祈った。

すると悟りが与えられ、

願うと、知恵の霊が訪れた。

 わたしは知恵を王笏や王座よりも尊び、

知恵に比べれば、富も無に等しいと思った。

 どんな宝石も知恵にまさるとは思わなかった。

知恵の前では金も砂粒にすぎず、

知恵と比べれば銀も泥に等しい。

 わたしは健康や容姿の美しさ以上に知恵を愛し、

光よりも知恵を選んだ。

知恵の輝きは消えることがないからだ。

 知恵と共にすべての善が、わたしを訪れた。

知恵の手の中には量り難い富がある。

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