聖書のメッセージ(2021年10月3日)
「ヘブライ人への手紙」のメッセージは、非常に豊かな内容です。イエスは人を聖化し、人は聖化されます(ヘブライ人2:11)。イエスが祈りの中で教えてくださったように、イエスの父は私たちの父でもあります。これが、イエスが私たちを天の御父のように完全になるようにと勧められた理由です(マタイ5:48)。また、イエスは自分に従う人々、つまり私たち弟子に、次のように言われました。御父が私たちを愛してくださったように、イエスがなさったように、「互いに愛し合いなさい」(ヨハネ15:12)。イエスのこの呼びかけは、今もずっと続いています。この呼びかけに対して「完全にやれています」と答えられる人はいるでしょうか。この言葉は言い換えると、御父、御子イエスと親密に結ばれて生きる大きな信仰を持って、私たちはさらに深く回心しましょうという呼びかけでもあります。
(ヘブライ2章9~11節からのメッセージです。)
ロジェ・プロヴァンシェ神父
<ヘブライ2章9~13節>
ただ、「天使たちよりも、わずかの間、低い者とされた」イエスが、死の苦しみのゆえに、「栄光と栄誉の冠を授けられた」のを見ています。神の恵みによって、すべての人のために死んでくださったのです。
というのは、多くの子らを栄光へと導くために、彼らの救いの創始者を数々の苦しみを通して完全な者とされたのは、万物の目標であり源である方に、ふさわしいことであったからです。事実、人を聖なる者となさる方も、聖なる者とされる人たちも、すべて一つの源から出ているのです。それで、イエスは彼らを兄弟と呼ぶことを恥としないで、
「わたしは、あなたの名を
わたしの兄弟たちに知らせ、
集会の中であなたを賛美します」
と言い、 また、
「わたしは神に信頼します」
と言い、更にまた、
「ここに、わたしと、
神がわたしに与えてくださった子らがいます」
と言われます。
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