聖書のメッセージ(2020年9月27日)

 詩編作者の願いは、わたしたちが日々行っているに違いない願いかもしれません。「主よ、あなたの道をわたしに示し、あなたに従う道を教えてください」(詩編25章4~5節)。信仰の道は、数年で成し遂げられるものではありません。毎年新たにしなければなりません。

 それで典礼は毎年、わたしたちに主の生涯の神秘を想い起こすように招くのです。キリストの生誕から聖霊降臨までは、癒しの神秘です。ご昇天ののち、イエスはみわざを教会で続けるために聖霊を送られました。教会は聖霊の導きのもとに発展し、キリスト者の信仰生活も聖霊の働きのもとで発展します。詩編作者は絶えず、こう繰り返しています。「主よ、わたしを御心に留めてください」

ロジェ神父

(詩編25章4~9節からのメッセージです)

<詩編25章4~9節>

 主よ、あなたの道をわたしに示し

あなたに従う道を教えてください。

 あなたのまことにわたしを導いてください。

教えてください

あなたはわたしを救ってくださる神。

絶えることなくあなたに望みをおいています。

 主よ思い起こしてください

あなたのとこしえの憐れみと慈しみを。

 わたしの若いときの罪と背きは思い起こさず

慈しみ深く、御恵みのために

主よ、わたしを御心に留めてください。

 主は恵み深く正しくいまし

罪人に道を示してくださいます。

 裁きをして貧しい人を導き

主の道を貧しい人に教えてくださいます。

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