聖書のメッセージ(2021年3月14日)

第二朗読では、聖パウロが、私たちをキリストとともに復活させ、私たちをイエスの栄光のうちにあずからせてくださる神の愛を喜んでいることが読まれます。私たちの救いは自分たちの努力からではなく、見返りを求めない神の厚意から来ています。神は、私たちが罪人であっても愛してくださいます。これは本当によい知らせです。なぜなら私たちは、神からこの賜物と救いの恵み、新しい命を頂くからです。神が私たちを選んでくださったのですから、私たちはそのように生きなければなりません。つまり、神の愛に応えて、善い生活を送ることです。第二朗読の章全体は、神の愛と寛大さを褒めたたえています。というのも、恵みは私たちに立派な働きがあったから与えられるのではなく、また、どんな信用も不要だからです。私たちは、信仰によって恵みを受けることができ、それによって生きることができるのです。

(エフェソ2章4~10節からのメッセージです。)

ロジェ神父

<エフェソ2章4~10節>

 しかし、憐れみ豊かな神は、わたしたちをこの上なく愛してくださり、その愛によって、 罪のために死んでいたわたしたちをキリストと共に生かし、――あなたがたの救われたのは恵みによるのです―― キリスト・イエスによって共に復活させ、共に天の王座に着かせてくださいました。 こうして、神は、キリスト・イエスにおいてわたしたちにお示しになった慈しみにより、その限りなく豊かな恵みを、来るべき世に現そうとされたのです。 事実、あなたがたは、恵みにより、信仰によって救われました。このことは、自らの力によるのではなく、神の賜物です。 行いによるのではありません。それは、だれも誇ることがないためなのです。 なぜなら、わたしたちは神に造られたものであり、しかも、神が前もって準備してくださった善い業のために、キリスト・イエスにおいて造られたからです。わたしたちは、その善い業を行って歩むのです。

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